2014年6月7日土曜日

ベルギーでスーツとかシャツを買う?怖くてやっぱり日本で買ってます

ベルギーに居ると不思議と物欲が全然湧いてこない。日本にいると物欲の鬼みたいになっている自分だけれど、ベルギーという国はこの物欲の鬼の角をかなり短くする。全然欲しい物が無い。もしくは、欲しいかな?って思うものもあるけれど、この値段で買うのはバカバカしいな…ってなってしまってなかなか購入に至らない。逆に必要な物が高すぎて中途半端に欲しいものにお金を使うのがちょっと嫌になる。例えば車のメンテナンスとか。日本のような価格競争原理があまり働かないらしく、無駄に高い印象がある。

Galeria Inno外観 え?電器屋さん?
それで、今日は買い物の話、というか疑問に思っていることについて。みんなスーツとかシャツどこで買ってるの?ブリュッセル市内で売っていそうなところを見回してみると、デパートと言うかスーパーに毛の生えたようなGaleria Innoとかはあるけど、なんかスーツとか買える雰囲気でもない(売ってはいるけれど…)ほかは何処?ZARA?BOSS?そういうスーツが欲しいんじゃない…。仕方ないな、パリにでも行って作るか。ん?なんだこれ50万円くらいするな…。高すぎて涙ちょちょぎれる。ロンドンで買うか?ポール・スミス?んー。なんか違うんだってば。ロンドンあたりで気軽に入れるテーラーみたいなのを見つければいいんだよな。ちゃんと探さないと。あとは逃げでSelfridgesとかのTailoringを見る?

最近着ているスーツは滝沢滋とか。(既成品だけど)ラインが本当に綺麗だし、身体にバシッとくる。結局日本で買ってる…。そう言えばシャツもどこで作ればいいんだろう。結局日本で作ってる。割とスリムな割に腕がとても長い特殊体型で、既成品のシャツが全然合わない…涙

ほんと、スーツとシャツ作るのに店員さんが親切でデザインがシュッとしてて素材も良くて仕立ての良いそこそこのお値段のお店があったら教えて欲しい。

ちなみにベルギーの街中を歩く人で「この人良いスーツ着てんな…」って人、見たことない。シワシワヨレヨレダボダボのスーツ着てる人がほとんど。

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2014年6月5日木曜日

ブリュッセルでG7サミットがはじまった(規制あり)

6月4日と5日の2日間の予定で、ブリュッセルで主要7カ国首脳会議(G7サミット)がはじまった。今回のG7は元の予定ではロシアのソチでG8サミットとして行われる予定だったけど、ウクライナ問題をめぐってロシアに反発する理由から、ロシア抜きで急きょブリュッセルで行われることになったらしい。

今回の主な議題は、外交、経済、通商、エネルギー問題など。

外交についてはロシア、ウクライナ問題の他、北朝鮮問題なども取り上げられるみたい。ヨーロッパの人たちにとっては多分、日本と北朝鮮の問題よりもウクライナとロシアの方に興味があると思われる。外交問題の協議は夕食会でされるらしい。夕食でそんなこと話し合って味感じるのかな…あと、通訳とか通してるんだろうけど、すごい非効率なんだろう。北朝鮮の拉致問題なんかもそうだけれど、とりあえず領土関連でやりたい放題の中国も何とかして欲しい

経済問題では、EUが進めているアメリカ、カナダ、日本との自由貿易交渉などが議題になるみたい。最近日本でも大きく取りざたされているTPPとはまた別に自由貿易問題を話し合う。個人的にはEUへの和牛の輸入をもっと自由にして欲しい。2010年に日本で発生した口蹄疫の影響で2013年3月までは、日本からEU各国向けに牛、豚などの畜産物、それらの加工品を輸出することができなかった。現時点では牛肉はOKになっているようだけれど、認定工場で加工しないといけないなど色々厳しい。群馬県玉村町の県食肉卸売市場が国内で初めて、EU加盟国に輸出できる食肉処理場に認定されたことで、今月11日からは「上州和牛」のEUへの輸出がはじまる。(まずはUKとオランダへ)ベルギーで美味しい焼肉が食べたいその一心!

経済関連では、若年層の失業者や長期失業者を減らすためにはどうすればよいかなどが話し合われる予定。確かに普段仕事をしていて感じるのは、特にロンドンのお客さんなんかで人の出入りが激しいということ。1部門で突然30人位いなくなったりするし、数日前まで普通に話していた人にメールを送るとuser unknownで返ってくる。金融は厳しいのかな。UKについては失業率が落ち着いているとか政府は発表しているけれど、雇用契約はある(=失業していない)けれど実は働いていない(=収入がない)Zero-hour contractなるものもあり、実際にどこまで信用できる数値かわからない。銀行の自己資本強化や「大きすぎてつぶせない」問題の解決など、金融改革の重要性についても話し合われるようだけれど、これ以上レギュレーションやら何やら一気に締め付けるのはやめてほしい。EMIR、AIFMD、CRD、CPSS-IOSCO、FTTなどなどもう覚えきれないし対応しきれない。みんな「こんなんだったらこのビジネスやめたほうがマシだ」って言ってる。(実際色々な会社が色々な事業をたたんでいる…)

エネルギー問題では「地球温暖化問題への討議」というのが表向きの議題だけれど、多分、石油とかガスとか全体の1/3をロシアに依存している欧州各国がビビリにビビって調達先の多様化やエネルギー効率の向上策を話し合うんだろう。当然クリーンエネルギーについても触れられるだろう。実は日本の商社も欧州でのクリーンエネルギー事業に結構入ってきている。三菱商事のフランスでの太陽光発電(EDF Energies Nouvellesへの出資)、丸紅のポルトガルでの発電権益取得、各社UKでの洋上風力発電、それにともなう海底送電設備、ハイスペック鋼の提供。ベルギー関連では住友商事がベルギー沖の洋上風力発電への参画を発表している。

ところで…

ブリュッセルでの実生活にすぐに影響することとしては、4日と5日、2日間にわたる市内の交通規制がある。幹線道路もちょくちょく封鎖されるのでなるべくメトロとかで移動するか、とりあえず近所のマルシェに行くくらいにしておいた方がいいかもしれない。特にSchuman付近はNG。やっぱりEUの本部があるから。あと、今回もThe Hotelが使われるらしく、その近辺のLouiseとPorte de Namurの間、ホテルの裏のParc d’Egmont
周辺はNG。日本大使館が出している地図が参考になる。あとは警察のWebに最新情報が掲載される。

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2014年6月4日水曜日

東京と大阪のおすすめラーメン店

今日は(今日も)ゆる~いネタ。

Home Leaveということで日本に一時帰国している間、東京に出張に行ってきた。いま帰りの新幹線の中で書いている。休暇中なのに東京まで出向いて普通に働かないといけないというなかなか非人道的な契約にサインをしてしまったのが原因。出張の間は東京のオフィスに顔を出して東京のお客さんとミーティングをみっちり入れて挨拶をしたり案件の売り込みをしたりする。

それはそうと、こうやって一時帰国するたびに大阪と東京の両方にいる時間がある。海外に住んでいると(正確には海外の僻地に住んでいると)どうしても恋しくなってしまうのが、日本のラーメン。ニューヨークなんかではラーメン店も急激に増えているらしく、もしかしたらあまり苦労しないのかもしれないが、ベルギーなんぞに住んでいると、美味しいラーメンにはなかなか出会えない。まだ美味しい方だなと思うラーメンも、なんというか一昔前の、いや、自分がもっと若い時に大好きだった油っこくて濃くてニンニクくさい分かりやすい味のラーメンだったりする。対して、さすがラーメンパラダイス日本、味にもバリエーションがあるし競争も激しいからか、本当に美味しいお店が多い。

今日はとりあえず東京と大阪での自分の好きなラーメン屋さんを1軒ずつ紹介。
魚ダシが好きなので魚ダシの店)


東京
こうかいぼう(東京都江東区深川2-13-10 ニックハイム深川101)

ここでいつも頼むのは「ちゃーしゅうごはんセット」 ラーメンとチャーシューご飯がセットになったメニュー。こうかいぼうのラーメンをひとことで言うなら「優しいラーメン」という感じ。さすが「毎日食べられるラーメン」がコンセプトのお店だけはある。この店は本当に長い間、行列がなかった頃から通っていて、チャンスが有ればいつも行きたいけれどベルギーなんかに住んでいるとなかなか行けない。スープは、豚のゲンコツ+鶏ガラ+こんぶ+煮干+野菜+かつおぶし。初めて食べると薄いな?とか優しすぎるな?とか感じると思うけど、2〜3回行くと本当に美味しく思える。太めの麺は自分は普通はあまり好きではないけど、こうかいぼうの太めの麺とあのスープの絶妙のバランスが大好き。奥さんの接客が、多分日本全国のラーメン屋さんの中でトップレベル。丁寧で感じが良い。

総合評価 ★★★★★
スープ  ★★★★★
麺    ★★★★☆
具    ★★★☆☆
リピート ★★★★★
こってり ★☆☆☆☆
麺かたさ ★★★☆☆
店の雰囲気★★★★☆
接客   ★★★★★


大阪
麺や拓(大阪府大阪市西区北堀江3-5-2)

ここはつい最近Twitterのフォロワーさんから教えてもらったお店。大阪では有名な人気店。注文するのは「豚x魚ラーメン、味玉トッピング、チャーシュー丼」『豚x魚』で『ダブル』と読む。この店は食券を買うタイプで、待っている間にオーダーを通してくれるので席についたら割と素早く食べ始めることができる。ただ、食券タイプってちょっと苦手…なんか後ろ並んでる人からのプレッシャーが強いから…。でも前の人が何を注文するかが見えるw スープは豚骨と魚ダシ。一口飲むと「あ、これは好き嫌いが分かれるな…」というくらい魚の味が突き上げてくる。ただその割に後味はさっぱりしている。麺は中細の自家製麺でスープがよく絡んで美味しい。厨房で皿を洗ったりするのをもう少し静かにやってくれればいいんだけど…。急激に好きになったラーメン屋さん。


総合評価 ★★★★☆
スープ  ★★★★☆
麺    ★★★★☆
具    ★★★☆☆
リピート ★★★★☆
こってり ★★★☆☆
麺かたさ ★★★★☆
店の雰囲気★★★☆☆
接客   ★★★☆☆


こうやって見ると、両店ともスープが本当に美味しい。そしてそれにピッタリと合う麺。やっぱり麺がとても重要。こうかいぼうの麺は埼玉の丸富製麺、麺や拓は自家製麺。対してヨーロッパのラーメン屋さんはと言うと…どこもかしこも札幌西山製麺のみ。西山の麺も美味しいのだけれど、やっぱりスープに合わせて使い分けたほうが絶対にレベルが上がると思う。「海外ラーメン店の秘密」のエントリーで書いたようなSUN NOODLEのような製麺所がもっと世界各国に出来ればいいのに…と思う。

2014年6月2日月曜日

新幹線にまつわる意外な話

Donna Burke
(新幹線英語アナウンスの人)
(記事に関係ないw)
昨日の「新幹線快適!だけど…」のエントリーでは、日本に住む人にとっては便利で快適な新幹線も、海外からの観光客にはイマイチなところもあるかも?的なことを書いた。その時は新幹線のサービスそのものについて書いていたんだけど、今回は、海外からの旅行者の中には同じ新幹線について日本人ではあまり思いつかないようなところに着目する人がいるらしいという話。

新幹線に限らず日本の鉄道といえば、時間に正確、安全というイメージがある。(在来線ではたまに事故もあるけれど…)新幹線については開業以来無事故。その新幹線の時間に対する正確さそのものを面白いとか凄いとか思う外国人観光客もいるみたい。高速鉄道を通勤電車並みの3分間隔で走らせている全列車年間の平均遅れ時間6秒の記録を持っているなんて日本以外ではまずない。(そこまでのスペックが本当に必要か否かはさておき…)

で、新幹線にまつわる何が意外かというと、外国人観光客の間で人気を呼んでいる観光スポットが意外!そこは山陽新幹線姫路駅。姫路駅はひかりやこだまは停車するけど、のぞみは一部を覗いて停車しない。この駅の何が観光客を引きつけるのか。姫路駅は4車線になっている。のぞみは内側(ホームから遠い方)の2車線を、ほぼ最高速で通過する。(300km/hくらい?)時間ピッタリ数分間隔で高速で通過する新幹線が面白いということらしい。ベルギーやヨーロッパでここまで間近でみられるところってあるのかな…。


YouTubeを覗いてみると確かにいくつか姫路駅で撮った新幹線の動画がUpされている。
ちょっと行ってみたい…。

ちなみに日本の新幹線の東京ー新大阪間(東海道新幹線)の最高速度は270km/h、それより西(山陽新幹線)が300km/hになっている。(姫路駅は新大阪より西の300k/h MAXゾーン)東京ー新大阪間の最高速度270km/hは300系のぞみが出来た1992年から23年間変わっていないけれど、2015年春から285km/hに引き上げられることになったみたい。

自分が普段良く使うブリュッセルーロンドンセントパンクラス間のユーロスターは最高速度300km/h。日本の新幹線と違うところは、ところどころで怖さを感じる揺れがあるところ(冷汗)あとシートとか床とか色々汚い。(Standard Premier以上に乗ると、新幹線には無い食事のサービスがあるのは嬉しいけど!)

2014年6月1日日曜日

新幹線快適!だけど…

明日から数日間一応東京で働きますよということで、いま新幹線で移動してます。実家が関西の某田舎なのでHome Leave中に東京で仕事するとなるといつも実家から新幹線で東京に向かう。Home Leave中は東京のオフィスに1日は顔を出すようにっていう契約になっているので、最低1日行けばいいんだけど、まぁ、たった1日言ってもお客さんに会うこともほとんど出来ないし、せっかくなので毎回2日くらいは立ち寄るようにしている。東京の友達や先輩たちと晩御飯も食べられるし。

今はグリーン車に乗っているけれど、シートもどっしりしてるし、広いし、静かだし、揺れも穏やかだし、綺麗だし、なんといっても安心感がある。清潔感は本当にありがたい。前にリアルスコープハイパーで新幹線掃除チームが出てたけど、あれ、本当に凄いと思う。あの動きはヨーロッパ人では出来ない。普段出張でよく使うユーロスターは…汚いし、たまに怖い感じで揺れる…。あと、すぐに故障して止まる。

電車で出張に出る時にいつも使っているのがBOSEのQuiet Comfort 20i (QC20i)。iOSやMacのコントロール機能付きノイズキャンセリングイヤフォン。前はQC15とかQC3みたいな耳に載せるタイプのものを使ったけど、かさばるのが本当に嫌だった。でもこのQC20iにしてからは、まぁそこそこのノイズキャンセル機能もあるし、音もまぁまぁ、そしてコンパクトなのがいい。

(話がそれた)

さて、日本で新幹線に乗る時は毎回エクスプレスカードを使ってチケットをオンライン予約。乗るときも改札にカードをかざせばOK。列車出発前なら何回でも変更できる。日本の新幹線は超便利。出張でよくブリュッセルからユーロスターに乗るけれど、さすがにここまで便利ではない。オンラインで予約は出来るけど、紙のチケットを印刷して乗らないといけない。そしてまたこのチケットの2次元バーコードを読む改札機の反応がめちゃくちゃ悪い。コードをリーダーにかざして読むのに10秒くらいかかる。改札で10秒間待つイライラ感と言ったらハンパない。新幹線のはもちろん一瞬。

昔はJR東海エクスプレスカードを使うしか新幹線にIC乗車することは出来なかったけど、数年前からプラスEXというサービスがあって、別にJR東海エクスプレスカードを作らなくても、手持ちのクレジットカードに機能を追加することができる。 (追加でそれ用のカードが来る)

エクスプレス予約もそうだけどこのあたりのサービスはクレジットカードが絡むので、ホントは非居住者では利用できないのかもしれないので要注意。個人的にプラスEXに望む機能としては、外国で発行されたクレジットカードでもこれが出来るようにして欲しい。(もともと居住者向けのサービスだから無理だと思うけど。)

「居住者向けのサービス」、なんかこの言葉に尽きるのかも知れない。

さっき散々文句書いたユーロスターのチケットだけれど便利なところもある。例えば旅行者がちょっとユーロスターに乗りたいと思った場合、WEBで予約できるし、どこの国のクレジットカードでも支払いが出来る。WEBで表示されるチケットを印刷しておけば、それで乗車ができる。対して日本の新幹線は本当に国外からの旅行者にやさしくない。微妙なUIのサイトで予約して窓口で切符を受け取らないといけない…。言葉の分からない国に行く人にとってだいぶ不安な仕様。英語の表示も増えてきたとは言え、なんかまだまだな感じがする。やっぱりまだまだ日本は色々内向きの社会なのかもな?と思ってしまう。うち向けにはハイスペックな仕様なんだけど、外から見るとあんまり使えない。

N700系以降の新幹線にはWi-Fi経由のインターネット接続サービスが提供されている。いいじゃん!と思いきや、これ、Wi-Fiサービス提供会社に事前に登録していないといかないとか。(docomo、SoftBank、NTT Com、UQ Comなどなど)要は先にお金払ってないといけない。こんなサービスに申し込んでいるような人は、列車無線を使ったこんな遅いWi-Fi使わずにみんなケータイでネットしたり、Laptopだってスマフォのテザリングでネットに繋いだりしているだろう…。新幹線に乗って2時間とか移動する外国人観光客が到着先の観光スポットを検索したり…そういうふうには使えない。コンセントもせっかくあるんだけど、思いっきりAタイプだけであと1歩な感じ。

もしかして、そもそも外国人観光客は新幹線に乗らないのか?
でもジャパンレールパスとかみんな使ってるよね?