2014年5月31日土曜日

ブリュッセルではケータイ、特にiPhoneの盗難に気をつけて

Big Data解析などを行っているAmdocsによるとヨーロッパで流れる携帯電話のデータトラフィックの約6割がiPhoneによるもの。少し前まではヨーロッパといえばみんなBlackBerryをつかっていたり、Nokiaのケータイをつかっていたりした。それが今やもうiPhoneかAndroidになっている。ただまぁそもそもこのデータの取り方もどこまで正確かはわからないのだけれど。iPhoneやAndroidデバイスが発生させるデータトラフィックはBlackBerryなんかが発生させるトラフィックより断然多いと思われるから、データ量をみているだけでは端末数はわからないか。(コンテンツのリッチさが違う)
とにかく、iPhoneの人気は確実に高まっている。ただ、iPhoneの問題点はAndroidケータイに比べると断然値段が高いところ。中古価格も高かったりする。つまり盗めばお金になる、だからスリなど盗難の被害にあいやすい。

ニューヨーク
赤がiPhone 緑がAndroid
すこし穿った見方をしている統計結果もある。その統計では元データにTwitterのつぶやきがどこから発せられたかというデータを使っていた。例えばアメリカ・ニューヨーク近郊では地価の高いマンハッタンはiPhoneからのTweetが多いが、ブルックリンやニュージャージーではAndroidが多い。
ロサンゼルス
ロサンゼルスでは、海岸沿いのリゾートエリアはiPhoneが多いが、治安の悪い内陸の地区に行くとAndroidが増えているた。これらが絶対的な何かを語るわけでは無いが、治安の良くない場所でiPhoneを無防備に振り回して歩くことがなんとなく危険だということが言えそうな気もする。

さて、ではベルギーはどうなのか。EUの犯罪統計によると、ベルギーは、デンマーク、ギリシャに次いで犯罪数が高いことになっている。普段暮らしているとよく分かるけれど、まぁ大丈夫かな?と思えるエリアと、時間帯によってはなんとなく不気味というか不安な雰囲気のするエリアがある。人口1000人あたりのスリの発生件数は、ベルギー3.63件で日本の100倍。フランスに比べると少ないとは言うものの、あんまり気を抜きすぎるのは良くない。(気を張り詰めすぎても疲れるけど)とにかく、Gare de Bruxellles-Nord(北駅)、Gare de Bruxelles-Central(中央駅)、Gare de Bruxelles-Midi(南駅)、グランプラス付近、Avenue Louise(アベニュー・ルイーズ)やその近辺のカフェなんかでは注意したほうがいい。(ベルギーの日本大使館発表の資料も参考まで)

紙でケータイを隠して盗む
カフェなんかでよくある手口は、例えば、数人組の物売りのような輩が突然レストランやカフェに入ってきてテーブルまでやってくる。アンケートのような紙や雑誌の切り抜きのような紙、新聞等を差し出して何かを売ろうとしたり必死で説明しようとする。(この時この紙で机の上に目隠しをしている)それに気を取られている間に机の上に置いていたケータイを持っていかれる。街を歩いていると日本人なんかがテーブルの上にiPhoneを置いているのをよく見かける。これは無防備すぎる。
ブリュッセルでは無いけれど、歩きながらiPhoneをいじっていたら、うしろから走ってきた男にサッと取られてそのまま逃げられたなんて話も聞く。

みんな気をつけて。

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