2014年5月10日土曜日

ターボチャージャー交換しました(直ってない)

ベルギーではBMWのX5 xDrive 40d M Sportというのに乗ってる。3リッターのツインターボディーゼルでなかなかパワフルな感じ。それはいいんだけど、ベルギーという国が悪いのかなんなのかわからないけれど、とにかく修理やらなんやらで時間とお金がかかる。やっぱり日本で売っている車の信頼性とか安心感と言ったら半端ない、こっちで車に乗るのと雲泥の差。別に日本車がいいと言っているわけではなくて、日本で売っている車がいいと思っている。ドイツ車であっても日本で売っているものがいいし、まぁフランス車とかでも日本で売っているのであればそれなりに安心感がある気がしている。何が違うって、なんだろう、とりあえずディーラーのサービスの質とかが全然違う気がする。こっち(UKを除くヨーロッパ?)のディーラーは売る気とか特に無い。お店に入っても誰も寄ってこない。質問とかしようとすると「やれやれ、また客がきたよ」的な態度。受付のおばちゃんは何かにつけてとりあえず「は?何言ってんの?」的な表情をする。まぁ何度もシバキたくなったけどとりあえずまだシバイてはいない。
メンテとか修理に出しても必ず何かシクってくる。パーフェクトなことは全くない。タイヤ交換に出してもボルト外すのシクってホイールにキズを付けてくる。作業が終わったら電話すると言っているのに電話してこない。まぁそれくらないらまだマシな方。

そんな中、定期メンテに出したところ「タービンに穴が空いている」とか言ってくる。確かに高速で飛ばした時に加速が抜けるような感覚があったりしていた。それで何度となく点検に出していたけれど、毎回異常は無いと言われ、とりあえず色々なフィルターを交換されフィルター代をひたすら払っていた…。(オイル、エアクリ、燃料フィルター) まぁフィルター交換は要るのだけれど、どうなの?って思っていたらついに原因を見つけやがった。そしてよりによってタービン…。2つのタービンのうち、大きい方にちっちゃな穴が空いているという…。(写真の2番のパーツ)本当に嫌な予感がした…はい、修理代見積もり€3,200!一瞬車の買い替えも考えたけど、とりあえずもう交換してみることにした。で、とりあえず値引きをお願いして、パーツ代を10%引いてもらった。それでも結局€3,000オーバー。なんなのこの罰ゲーム。

 
Invoice晒しときます

そして修理に2日かかってやっと戻ってきたX5くん。意気揚々と走るかと思いきや…ん?君、なんか臭いよ?エアコン付近から微妙に臭ってくる排ガス臭…。ボンネットを開けると…うん、これは明らかに排ガス臭。ターボの交換、排ガス臭…。これ、絶対作業シクッてるやん!テストドライブにもお金払ってるんだから気づけよマジで…。もう力が抜けて呆れた。しかも、エンジン近くでクンクンしていたら…あれ?あれ?このタワーバーみたいなやつってボルト1本で止まってたっけ?ん?反対側見ると2本で止まってるけどこっちはボルト1本しかないよ…。もうね、マンガやな!この国いてたらいつか死ぬわ。(日本でもいつかは死ぬわ!とかいうツッコミ無しで)

ちなみに修理に出したのはJean-Michel Martinという家の近所にあるBMWのディーラー。この辺ではまぁまぁ大きいディーラーで、ブリュッセル市内を走っている多くのMBWはJMMのステッカーを貼って走っている。今ブリュッセルにお住まいの方、これから住もうという方に念の為に言っておくと、このディーラーはまだマシな方です。いくつかある中であえておすすめするならここです。でもレベルは低いです。日本と同じものを期待してはいけません。ベースのレベルが非常に低いのです。

ベルギーという国はヨーロッパ独特というか、既得権益層を断固守るような感じに出来ている気がする。BMW自身がベルギーに進出してきてはいるけれど、昔からベルギーでBMWを販売していた販売店が潰れたりしないように色々壁を作っているんだと思う。例えば日本では、外車メーカーが直接日本に進出してきたりして、輸入とメンテをやっていたヤナセはビジネスのしかたや更なる差別化を余儀なくされた。多分この国ではそういう心配はあんまりない。何か見えない壁で守られている。何も車に限った話ではなくて、例えば日本でいうところの量販店みたいなものはかなり少ない。 オープンな競争というものが存在していない気がしてならない。ショーもないものでも値段が高い。プラスチック製品とか。日本だと100均で売っているようなものでも、例えばシャンプーの入れ物みたいなものでも普通に€10とかしてあり得ない!レベルの低いもの、低品質なもの、そんなものでもそれなりの値段がする。Amazonとかも無いんだぜ。さすが欧州未開の国B国

0 件のコメント:

コメントを投稿