2014年5月11日日曜日

海外ラーメン店の秘密

ヨーロッパの美味しいラーメン屋はほとんど札幌 西山製麺の麺を使っている。SAPPORO NISHIYAMA EUROPE GmbHという現法がドイツのデュッセルドルフにある。ここが札幌の西山製麺から一手に麺の輸入をしてヨーロッパ各地にばらまいている。ラーメンはスープも大事だけれど麺も相当大事らしく、海外の各ラーメン店は麺の調達が出来るかどうかで成否がわかれるらしい。(パリの"なりたけ"は地下で独自製麺)

ニューヨークでもラーメン店が急激に増えてきたと聞く。これには秘密があって、ロスからスタートした(んだっけな?)SUN NOODLEという会社がニュージャージーに工場を作って、そこで各ラーメン店の希望のレシピにそった麺を自動製麺機で大量生産している。自動製麺機の発達も凄くて、水の量や各種小麦粉のブレンド、縮れ具合、太さ等のレシピデータをインプットすればもうその通りの麺ができてくる。SUN NOODLEではRamen Labというラーメン屋開業希望者をサポートする活動もしていて、スープの作り方、店の運営方法、オリジナルのラーメンの作り方などを教えている。ラーメン屋を流行らすことで自分たちの麺の売上を確保しようという作戦だ。ヨーロッパではまだここまではきていない。

デュッセルドルフにヨーロッパでは有名なラーメン屋「匠」があるけれど、そこの社長は今、ヨーロッパ(大陸側)でラーメンをもっと流行らせようと色々頑張っているらしい。例えばポーランドへの進出とか。まぁ個人的には匠よりも「なにわ」の方が好きだけど。匠は味噌よりも二代目匠の豚骨の方がひかれる。(ヨーロッパにはちゃんと白く濁った豚骨がほとんどない。多分作るとき臭いから近所から苦情が来る。)

こうやってヨーロッパでも美味しいラーメン屋がどんどん増えてくれればいいと思っている。ヨーロッパは特に、例えば出張でどこかの街に行ったりして、お客さんとの食事にも疲れて、もうひとりでヒッソリとサクッと食べたい、フラッと入れるお店がない。これ、1人で出張に行くと地味に困るし切ない。こういう状況を打破する美味しいラーメン屋に本当に期待している。

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