2014年5月25日日曜日

仮想通貨の採掘を始めた(いまさら)仮想通貨の採掘ってなに?

Mt.Goxの破綻で一時期日本でも有名になった、Bitcoinを代表とする仮想通貨。今更ながらこの仮想通貨の採掘を始めてみた。仮想通貨って言うのはなんとなくイメージできるけど、そもそも仮想通貨の「採掘」って何?っていう人がほとんどだと思う。

BitcoinとLitecoinのイメージ…実際は目には見えない
そもそも仮想通貨というだけあって、この通貨は目には見えない。しかも今まであったようなネット上で使えるポイントシステムの延長線上にある電子マネー(例えばWebMoney)のように、中央で管理するシステムが存在しない。仮想通貨の決済を行うメッシュ状のネットワークによって支えられている。このネットワークでは何をしているかと言うと、ブロックと呼ばれる取引の記録の管理。このブロックの情報はネットワークに接続されている全てのノードに公開される。その多数のノードから寄せられる承認情報によって取引の正当性が保証される仕組みになっている。(ズルをしようとして取引データを改ざんしようとしても、無数のノードに散らばった情報の全てを改ざんすることは事実上出来ないので、中央で管理するシステムよりも安全とされている)

仮想通貨の採掘と言うのは、この仮想通貨の決済を正しく行ってかつ正当性を確保するためのネットワークを維持する上で必要なコンピューティングパワーを提供する行為を意味している。このパワーを提供してくれる人=採掘者にはそのお礼として仮想通貨が払われるというわけ。

仮想通貨には色々な種類がある。多分いちばん有名なのがBitcoin。その他の代表格がLitecoin。この2つは暗号方式が違う。BitcoinはSHA256、Litecoin系はScrypt。Litecoin系のScrypt方式の仮想通貨は多数ある。

コインは自分のパソコンにインストールしたWallet(お財布)ソフトに保管することになる。このお財布にはお財布固有のアドレスが存在する。あるお財布から別のお財布にアドレスを指定してコインを贈ることが出来る。一方で、この仮想通貨、実際の円やドル、ユーロといった通貨との換金を行っている業者も存在する。この当局に管理されていない取引ネットワーク上でP2Pでやりとりされる仮想通貨はマネーロンダリング等に使用されるという懸念もある。実際に送金をしてみればわかるが、お財布からお財布への送金は一瞬で終わる。(実際はその送金を検証するプロセスが入る)

明日以降のエントリーでは実際に仮想通貨の採掘環境を作ったお話を。(そのうち)

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